2022年5月17日火曜日

世界史

真実の世界史講義 古代編 中世編 倉山満著 PHP出版


近世編はまだ出版されてないようです。


「東洋史というのは「中華帝国万歳」の歴史観で凝り固まった人たちが圧倒的に多く、漢文だけを史料として大学の教授になったような人たちが、チャイナが書いて残したものだけを東洋史と呼んでるだけです。

西洋史のほうもイギリス史、フランス史、ドイツ史の人たちが 連立政権 を組んで、アメリカやロシアすらマイナー扱いしてしまう状況です。

日本ではそんな東洋史と西洋史がさらに 野合 したのが「世界史」とされています。そんな偏向も甚だしいものを「世界史」と思い込んでいるので、日本人の世界史観はいきなり歪んでしまうわけです。」 古代編152ページ


「ギリシャ・ローマが世界最強でずっと人類の中心を占めてきたなどという歴史観はまったく違います。オリエントと呼ばれた東のほうの人間はそんな歴史観を全然認めていません。しかし日本はそうした歴史観を認めてしまっているのです。」古代編155ページ


「たしかに欧米は現代、ここ二〇〇年ぐらいは力があり、進んでいました。でもそれは人類の歴史三〇〇〇年のなかの、せいぜい二〇〇年、三〇〇年のことではないかという歴史観をなぜもたないのか。日本人よ、もっと誇りをもてと言いたい。どうしてギリシャ・ローマだのチャイナだの、そんな野蛮な人たちを先進文明だと崇めるのか。

近代史以前に、世界の捉え方の時点で、日本人は自虐的だなと思います。」古代編155~156ページ


言葉づかいが気になりますが、歪んでしまった歴史観から抜け出す一歩として読みやすい世界史の本ですね。